2011年6月24日金曜日

[熱中症予防トリビア] その1汗を蒸発させるコツ

その1 汗は蒸発させるべし

汗をかくと体温が下がるのは、
汗が蒸発するときの「気化熱」によって体温が奪われるため。
「打ち水」の原理と同じです。
つまり汗をかいても、蒸発しなければ体温は下がらないということ。
梅雨の時期に熱中症が多いのは、
湿気が高く汗をかいても蒸発しにくいから。
汗をかいても体温は下がらず、脳は汗をかけという指令を出し続け、
脱水症状がどんどん進んで行ってしまいます。


その2 入り口と出口を作って「風」をつくる

湿気の多い時には「風」をつくることが大切。
扇風機でもいいし、窓を開けてもよし。
ただし、風をつくるには空気の入り口と出口が必要です。
窓を一箇所あけているだけでは、風は通りにくいので注意しましょう。


その3 蒸発しやすい汗をかく

汗には蒸発しやすいさらさらの汗と、
蒸発しにくいべたっとした汗があります。
ふだん、汗をかかない生活をしている人は
塩分などを再吸収機能が低下して、べたっとした汗になりやすい。
ゆっくりお風呂に入ったり、軽い運動で日頃から汗をかく習慣をつけると
蒸発しやすいよい汗がかけるようになります。


環境省環境安全課による熱中症対策マニュアルはこちら