「生姜を乾燥させると生の生姜の4倍も体が温まる」
という話をしていました。
これは生姜に含まれる成分、
「ショウガオール」と「ジンゲロール」の働きの違いによるもの。
「あるある大辞典」や「ためしてガッテン」「はなまるマーケット」などでも
紹介されましたが、簡単にまとめると
紹介されましたが、簡単にまとめると
生の生姜の主成分ジンゲロールは乾燥や加熱すると
ショウガオールに変わり、体を温める作用が強くなる
↓
ショウガオールに変わり、体を温める作用が強くなる
↓
冷え性改善には
↓
生の生姜をスライスして乾燥させる(電子レンジも可)
↓
生の生姜をスライスして乾燥させる(電子レンジも可)
煮る、炒めるなどの加熱でもOK
生姜紅茶や生姜湯もできるだけ熱いお湯で
ということです。もう少し詳しく説明すると
○ 生の生姜の主成分は「ジンゲロール」
殺菌・消炎作用が強い
末梢血管を拡張させる
漢方的には
生姜:ショウキョウ(辛温解表薬/辛・微温)発汗・解熱作用のある生薬
悪寒、発熱、頭痛などの風邪によく使われる。(桂枝湯など)
ここで注意したいのが「末梢血管を拡張」という点。
手足の先がぽかぽかするので、体が温まると思いがちなのですが、
これはつまり放熱するということなので、
結果として体の中心部分の温度は下がってしまうのです。
これに対して
○ 乾燥または加熱した生姜の主成分は「ショウガオール」
体の深部を温める力が強い
漢方的には
乾姜:カンキョウ(散寒薬/辛・大熱)は体の中を強力に温める生薬
特に腹部の冷えによる下痢や嘔吐、慢性化した冷えなどに使われる。
(半夏乾姜散、小青竜湯など)
つまり、冷え改善にはショウガオール>ジンゲロールということですね。
ちなみにショウガオールは1917年に日本で発見された成分です。
中国では1〜2世紀に書かれた『神農本草経』をいう本ですでに、
「生姜(しょうきょう)」と乾燥した「乾姜(かんきょう)」の
違いを説明しています。すごいですね〜〜。
具体的なまとめ:
変えていることも多いようです。
でも、せっかくならチューブ生姜を使う時でも、
お湯を沸かす時から入れ、しっかり加熱すると
より効果が高まります。
風邪ひきのときはジンゲロールを中心に。
ジンゲロールは酸素に触れると壊れてしまうので、
生姜湯などには皮付きの生姜をできるだけおろしてすぐに使うようにしましょう。
ジンゲロールは酸素に触れると壊れてしまうので、
生姜湯などには皮付きの生姜をできるだけおろしてすぐに使うようにしましょう。
あるある大辞典
ためしてガッテン
http://cgi4.nhk.or.jp/gatten/archive/program.cgi?p_id=P20100825
その他の参考サイト
http://www.ekouhou.net/ショウガ加工食品組成物及びその製造方法/disp-A,2010-124786.html
http://syouga.h-and-w.jp/index.php?e=20
その他の参考サイト
http://www.ekouhou.net/ショウガ加工食品組成物及びその製造方法/disp-A,2010-124786.html
http://syouga.h-and-w.jp/index.php?e=20
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