2013年8月7日水曜日

夏の頭痛やめまい対策〜中国式セルフマッサージ


夏の頭痛やめまいのための養生トリビア。

最近、頭痛やめまいに悩む人が増えているようです。
この季節に多くなるのは、暑さと湿気で湿熱の邪気が頭に上り、
こもってつまったことによる頭痛やめまい。
軽いものなら、頭にこもった気を下に流してあげることで解決します。

ここで大切なのが、経絡の流れの方向。
頭の経絡は額→頭のてっぺん→後頭部→首→背中の方向に流れるので、
それに沿って刺激を加えます。

ではやってみましょう。
できれば粗めのクシかブラシを用意してください。
(手グシの場合は、髪をかきわけて指先をしっかり地肌に当ててください)
経絡の流れを意識して、頭につまった気を下に流すことをイメージして行ってください。

① 耳のすぐ横にクシを当て、地肌に軽く圧が加わる強さで、
  後ろ生え際までゆっくり梳き降ろします。
② クシを少し中央側にずらし、同様に地肌に刺激を加えながら下に降ろします。
③ 中央まできたら、クシを逆の手に持ち替えて、反対の耳の横まで繰り返します。
④ ①のスタート地点から、今度は”首の下の方まで”同様に繰り返します。
  くしでしっかり地肌を刺激しながら、ていねいにゆっくり、肌を傷つけない強さで。
⑤ 最後は古来からの中国按摩「手指梳頭」
  手グシで髪の前の生え際から後ろまで、地肌を軽く圧迫しながら、指を滑らせます。
  頭全体をリズミカルに30回程度繰り返します。
⑥ 手のひら全体で髪をなでつけるように、前の髪の生え際から首の付け根まで
  ゆっくりと3回なで降ろします。深呼吸をしながら行いましょう。
⑦ 最後に首と肩を軽く数回まわして終了です