2012年6月2日土曜日

上海オーダーメイド三昧 ③布市場にゆく!

「上海、布市場」で検索をかけると、2つの布市場がよく紹介されています。
そのひとつが「上海十六舗軽紡面料城」上海ナビで詳しく紹介されています。



十六舗の布市場
記事は2007年のもの。金額はだいぶ上がっているようですが、2012年5月現在、雰囲気はそのまま…。なにやら取り残された一画…という雰囲気です。

ここは豫園に近くて、地理的には便利なのですが、はっきりいってあか抜けない雰囲気。



南外灘の布市場

私のおすすめは南外灘軽紡面料市場」です。


上海ナビでの紹介はずいぶんそっけないですが、ぜったいにこっちが上。外国人の客も多く、駐在マダムの御用達です。


英語はもちろん、かんたんな日本語が通じる店も多いので、時間があるかたはぜひどうぞ。上海の楽しみが倍増します!!

市場ってどんなとこ?という方はこちらの動画をごらんください。 



Data
南外灘軽紡面料市場
住所:上海市陸家浜路399号
交通:和平飯店付近からタクシーで15分、20元程度。
最寄り駅は地下鉄4号線「南浦大橋」 徒歩5分
営業:9:00~18:30くらい。春節以外は基本的に年中無休(店舗による) 




 

 

上海オーダーメイド三昧②テーラーvs布市場

上海で洋服のオーダーメイドをするには3つの方法があります。

 テーラーを家に呼ぶ 

これは、駐在の奥様方向きですね…


 町中のテーラーで作る 
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上海の町中には(例えば花園飯店付近)には「上海テーラー」の歴史を継ぐ、たくさんのテーラーがあります。

ちゃんとした環境でオーダーメイドしたい方、ごちゃごちゃした環境が苦手な方(笑)は、ちゃんとしたテーラーにいくのがおすすめ。

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おハイソ気分が味わえますが、お値段は中国価格としてはお高くなります。

上海ナビ2009年の記事では「享生」でスーツやコートが3000~5000元。「鴻翔」でコートが2000元〜とのこと。






 布市場でオーダー三昧 

ぶっちぎりでお得なのが布市場(面料市場)でのオーダー。
中国では手仕事の金額が安いので、既製品よりオーダーメイド(ブランド名のない手作りの服)の方が安くて当然というイメージがあるようです。

ここ1〜2年で2割ほど値上がりしつつありますが、それでもコート類800元〜、ワンピース類200元〜、Yシャツ120元前後が相場だと思います。

雰囲気は「The 中国」。とはいえ、商魂逞しい中国人。
多くの店では英語OK。簡単な日本語が通じる店もあるので、お時間があるかたは是非チャレンジしてみてください。

布市場については続きをどうぞ。

2012年6月1日金曜日

上海オーダーメイド三昧 ①上海テーラーって何?

 上海テーラーの歴史 

世界に名だたる「上海テーラー」。その歴史は租界時代に遡ります。
魔都・上海は世界の最先端のファッション都市。社交界に集う人々を彩ったのは、イギリスからやってきたマスターテーラーたちでした。その技術を受け継いだ「上海テーラー」の技術は、その後香港や日本に伝わり、洋服が広まっていったのだとか…。

 格安爆速オーダーメイド 


というわけで、オーダーメイドは上海のお楽しみのひとつ。
世界水準の技術&中国価格。たとえばシャツ類なら最速1日、1,500円〜2,000円程度。ワンピースでも3,000円前後。カシミヤコートは3日、15000円前後でオーダーメイドができます。


とはいえ、技術とセンスは別もの。間違いないのはクラシックなカシミヤコートやかっちりしたスーツ。いまどきのデザインになると笑える仕上がりになることも(´Д` )
ちなみに今回作ったのはこんなもの。ブラウス3枚は色違いです(*^_^*)


私はここ10年ほど、毎年のように上海で服を作っているのですが、それでもヒット率は8割程度でしたf^_^;)。ところが、それがここ1〜2年でずいぶん状況が変わってきたんです。


 服のセンスがよくなりました 


オーダーの仕方は3つあります。

①自分の服を持っていって見本にする
②雑誌の切り抜きをもっていく
③お店の見本品を元にする

これまではできるだけ見本となる洋服を持っていっていました。
②は当たりもあるけどハズレもね。という感じ。
ところが、最近は店に飾ってある見本のセンスがよくなって、お店の見本を元にオーダーできるようになったので、とっても楽になりました。

上海人がふだんから目にするもの、手にするものの質がアップしたからなんだろうなぁ。中国の発展は本物になったんだな〜〜〜、といろいろ感慨深いものがあります…。