震災から2ヶ月。避難所で暮らしている福島の方々の声の一部です。
(放射能について)
「この辺り(南相馬市鹿島)はワリと低いんですよ。山と風の流れで全然違うの。ほら、あっちの山が今日はちょっと霞んでるでしょ。あの辺はちょっと今日は多いかもしれないね」
「もしかしたら帰れるのかもしれない、と思うと、どうしても次を考えられない。
早くはっきりして欲しい」
「国が買い取ってくれるんだったら、すぐ家も土地も売るよ」
(生活について)
「(1歳7ヶ月の子を見て)子供はやっぱり宝だねぇ。ぱあっと心が明るくなる」
「ここではみんなが子供の面倒を見てくれるんで助かってます」
(南相馬の小規模な避難所のお母さん)
*大型避難所のビッグパレットでは、状況が違います。小さな子供のお母さんは周りに気を使うことが多いため、専用のリラックススペースがオープンしていました)
「自分の食べる分の野菜くらいは全部自分で作ってたからね。
ここじゃ、そんなこともできないし…」
「炊き出しのメニューが豊富なのはうれしい。”あてがいぶち”の食事
ばかりじゃつまらないです」
* * *
「でもね、震災がなかったら、知らなかったことがいっぱいあるなって
思うんですよ。人の優しさとか温かさとか、こんなに感じることもなかった
だろうし、あなたともこうして話せることもなかっただろうし…」
なんていうか…なんにも言えなくなってしまいました。
そして、言った言葉は
「また来ます」です。
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